
どこから買っても同じコンクリートを、どう買っていただくか
三信通商への入社の決め手
前職は野球用品メーカーでルート営業をしていました。子どもが生まれ、家族の在り方が大きく変化したことが、転職が選択肢に入ったきっかけです。仕事や家族にどう向き合うかを改めて考え、その後転職を決断しました。そんな時に三信通商を紹介していただく機会があったのです。
生コンクリートという商材は今後も需要が有り続けるものです。三信通商はそんな生コンクリートを主とした建設資材を販売しており、将来的にも安定が期待されている。前職でもルート営業の経験はあり、今まで積み上げた経験値を活かし、ここで働くことが家族の安心につながると思ったのが、この会社に決めた理由です。
どんな仕事をしているの?
現場管理から営業へ
入社後はまず現場管理として現場の仕事を覚えていきました。初めから先輩の顧客訪問に同席できたので、顧客とどのような雰囲気で、どのような営業をしているのかを見て学べました。
その後、生コンクリート製造工場での1〜2ヶ月間の研修を通して生コンクリートの製造方法やシステムを勉強した後、配属支店に戻りました。通常入社後は、この生コンクリート製造工場での研修を先に行い、その後初めて実務に入ります。初めは現場管理として実務を体験できるので、得た知識をどのように活用するかイメージができたと思います。
現在は現場管理の仕事から、徐々に営業に業務をシフトしているところです。契約が取れたら、現場に提出する必要がある各種書類の用意、生コンクリートの配合を打ち合わせます。建物の強度や用途に合わせた生コンクリートの配合が決まったら、それを工場に発注し、最終的に現場に納入するという仕事をしています。
印象的だった仕事は?
短納期と天候に左右されたオリンピック関連現場
オリンピック開催時、選手村から地下を通る環状二号線の施工に携わったことはとても印象に残っています。
生コンクリートにはJIS規格などの定められた規格がありますが、この規格とは別に、より強度が高い別の規格に合わせたコンクリートが必要なことがあります。高層ビルなどで使用されることが多いですが、この場合も同様でした。このような高強度仕様の生コンクリートは、納入する前に工場で「試験練り」が必要になります。さらに建設物は道路。雨が降る中での施工はコンクリートの強度が落ちるためできません。
試験練りが必要な特殊配合。雨天での作業はできない。それでもオリンピックの開催日は決まっている。スケジュールがタイトな中、あらゆる方々に協力してもらいながら、なんとか乗り切れました。この案件に携わったのが、入社2年目とまだまだ現場経験を積み重ねている最中だったため、より一層印象深い仕事となりました。
この仕事の付加価値について考える
どこから買っても同じコンクリートを、どう買っていただくか
そもそもコンクリートは、どの会社が扱っても“物”は同じです。三信通商からそれを買っていただくために、現場管理という付加価値をつけるのです。神奈川県の某現場で、この付加価値がいかに重要かを再認識した経験がありました。
その現場は、多数の業者が入り乱れる大規模な現場でした。この案件を施工したゼネコンは、現場終了後に点数で評価することで有名です。評価がとても辛口であると聞いていましたが、必死に取り組んだ結果、80点という高評価をいただきました。
現場は様々な役割の業者や職人と作り上げるものです。目の前のすべき仕事に一所懸命に取り組み、周囲への気配りを誠実に積み上げることで、このような嬉しい評価をいただき次の仕事につなげることができたのだと、自分の仕事への向き合い方に自信が持てたと同時に、ただ物を届けるだけでなく、付加価値を届けることがとても重要であると強く実感しました。
現場管理だけではありません。例えば建設には数多くの資格がありますが、これらの中には数年以上の実務経験が条件になるなど、資格を持っている事自体が知識と経験を証明する術となり信頼につながることがあります。このように、様々な角度から付加価値をご提供することを、常に意識していけると良いですね。
三信通商はどんな会社?
チャレンジできる会社
チャレンジする機会を多く設けてくれる会社です。
私は2016年の入社当時は東京支店で業務を開始、その後横浜支店で約4年半勤務し、また東京支店に戻ってきました。東京支店は人数が多いので、営業と現場管理は担当が分かれていますが、横浜支店では一人がそれら両方の役割をこなす必要があります。もちろんその分大変なことも多いですが、より多くの現場経験を積み勉強したいと考えていた私には最適な環境でした。
また、私の場合、入社当初から打ち合わせに同行させていただくなど、営業業務にもチャレンジさせていただけました。会社からも、やる気がある社員には「やってみないか?」と声をかけてもらえます。自分のやる気次第でどんどん経験を積ませてくれる会社だと思います。そして難しい案件には経験豊富な先輩方がサポートしてくださいます。
個の成長を促し後押ししてくれ、大変なことはチームで戦う。私にとって三信通商はそんな頼りがいのある会社です。
Schedule ある1日のスケジュール

分からないことは何でも聞ける、頼りになる先輩です。
私は営業に配属されて日が浅いので、分からないことがあればどんどん涌井さんに聞いています。なんでも答えてくれる頼りになる先輩です。席が隣同士だったときは、椅子をスッと移動して、何でも聞きに行きました。
今は各々担当現場を持っており、同じ現場に一緒に足を運ぶことはありませんが、それでも難しい書類の書き方などをフォローしていただくことがあります。
これからも背中を追っていきたい先輩です。